理学療法士として…
訪問整体を行うことを始めたことについて、簡単なきっかけを紹介させていただきます。
僕は14年間病院で理学療法士としてリハビリの仕事をしていました。
担当していた患者さんの多くは、「関節リウマチ」や「膠原病」などの自己免疫疾患を患っていました。
その患者様たちは、関節痛や関節変形があり、起き上がりにくい、歩きにくい、食事が取りにくい、 更衣が大変、など日常生活に支障をきたしてました。
結果的には自由に動くことが難しくて運動量が低下してしまい、筋力低下や関節可動域制限、体力が低下して…と、悪循環となっていました。
病院に入院されてからは、薬を使用したり、リハビリを行ったり、安静や運動のバランスをとることで、痛みも徐々に和らいでいき、退院される頃にはほとんどの方が元気な姿になって帰られていました。
しかし、数か月後や数年後に再入院…という方も多くいました。
大体の理由は、痛みが良くなったから動きすぎた、痛みが良くなったから薬を自己判断でやめてしまった、薬が効かなくなってきた…、という方が多かった印象です。
痛みや体の状態が良くなって退院されたのに、再入院されるときにはまた痛みが増強しており、身体が弱っていました。
病院で働いていて感じたこと
患者様が再入院される度に、「自分のやってきたことは本当に患者さんの助けになっているのか。」と、自問する日々でした。
病院でのリハビリだけではまた再入院してしまうため、ご自宅での過ごし方を実際に見て、予防や生活動作の工夫などをしないと、また入院しての繰り返しになってしまい、患者さんはあまり変わらないと思いました。
「自分が実際に訪問して、利用者さんをよくしてあげられたらな…。」
今の世の中、訪問看護や訪問リハビリ、デイサービスやデイケアなどの様々なサービスがあります。
しかし、そういったサービスを利用していた患者さんの中には、介護度によっては回数や時間が限られてしまい、物足りなさを感じている方がいたり、介護認定を受けていると病院でのリハビリが受けられない(※1)といわれて困っているという発言も実際に聞かれていました。
これから2025年問題(※2)も重なり、益々そういった方が増えていくことだろうと思います。そのような方に自分が関わることで、「少しでも元気な身体を維持」してもらいたいのと、「出来てたことが出来なくなることを予防する」お手伝いができたらと思います。
※1 病院によってはその限りではありません。
※2 2025年には団塊の世代の方々が全て75歳となる。また、75歳以上の人口が全人口の約18%となり、2040年には65歳以上の人口が全人口の約35%となると推計されている。(厚生労働省HPより参照・引用)
お悩みの方は一度、ご相談ください
現在コロナ禍ということもあり、外出する機会が以前と比べて下がっていると思います。
人との密を避けるために皆で集まることも難しくなってきており、筋肉への刺激や脳への刺激がない日常が増えており、筋力低下や体力低下などが進みやすい状態であると思います。
一人じゃなかなか運動が続けられない、痛みや後遺症があり、在宅生活において支障をきたしている、自宅から病院やサービスに通うことが難しいなど、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
上記に当てはまる方以外にも、姿勢が悪いことで悩んでいる、デスクワークが多く、首や肩、腰が辛い、辛いけど外出するのが難しい、凝り固まった筋肉をほぐしたい、ストレッチを受けたいなどの相談も承りますので、一度ご相談ください。