転倒リスクが高いかどうかを知りたい!🐢
転倒リスクを評価する
こんにちは、【転倒予防ケアトレーナー】TAKUです。
今日は転倒リスクが高いかどうか知りたい方のために、
リハビリの場面において実施されていたバランスの評価をお話しします。
これを知っていたら、リハビリのセラピストに驚かれるかもしれません。
寧ろ知っていただくと、リハビリ側も評価がスムーズに行えるはずなので、
知っていて損はないかもしれません。
FR←車の後輪駆動のことじゃないよ💦
今回紹介するバランス評価の一つは、
「ファンクショナルリーチ(FR:Functional Reach)」
と呼ばれる評価法です。
この検査は病院や地域高齢者の体力測定でも使われている、
結構メジャーな評価だと思います。
実際にやってみた方もいるのではないでしょうか?
FRとは
ファンクショナルリーチテストは、立った状態で手をまっすぐ前に、
できるだけ遠くに伸ばし、その距離を測る検査のことを言います。
右の絵のような感じですが、手はグーにするか、
指先をまっすぐ伸ばし、両手ではなく片方の手を伸ばします。
あと、基本的には裸足で実施してもらいます。
この検査によって、立位バランスを測定でき、前方への
バランスを崩す動きに対してどこまで制御できるか
ということを評価します。
FRの基準値
年齢が20~40歳の男性では42.4±4.8㎝、女性は37.1㎝±5.6㎝
年齢が41~69歳の男性では37.8±5.6㎝、女性では35.1±5.6㎝
年齢が70~97歳の男性では33.5±4.1㎝、女性では26.7±8.9㎝
となっているようです。
ちなみに高齢者の場合、15.3㎝未満で転倒の危険性が高くなる1)、
とされています。
これで転倒のリスクはある程度把握できる
ファンクショナルリーチはとても簡単に行うことができ、
再現性も高いため、メジャーな評価方法です。
しかし、この検査だけでは転倒のリスクがある程度
把握できるのみです。転倒のリスクを詳しく調べるには、
どの場面で、どの姿勢で、どのタイミングで、どの方向に、
など様々な要因を探らないと、はっきり転倒しやすいです
とは言い切れないと思います。今後も転倒しやすいかどうかという
評価方法を載せていく予定ですので、よろしくお願いします。☺
参考文献
1)内山 靖, 他:臨床評価指標入門:適用と解釈のポイント 97-102.2003.
投稿者プロフィール
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こんにちは!訪問整体を行っている転倒予防ケアトレーナーのTAKUです!
札幌市内で14年間理学療法士としてリハビリを提供していました!これまで培ったものを皆様に提供していきたいです!
少しでも多く、長く、ご利用者様を笑顔にできるよう頑張ります!
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